今から50年くらい前の日本には、アトピーと言ったアレルギー体質の人はあまりいませんでした。
この50年で私たちに身近なもので、大きく変わり、体の変化に最も関係しているのは、食生活ではないでしょうか。
和食中心の生活がいつしか、食卓には西洋の食事がたくさん並ぶようになりました。
子供たちが好きな食事も、ハンバーグやから揚げで和食はあまり人気が無いように思います。
ですが、ここ数十年で和食中心だった日本人の体が、急に油たっぷり使った肉料理に対応できるはずがないのです。
そこにアトピーとなる原因があるのでは無いかと思います。
食べたもので私たちの体は作られるのです。
食を見直すことで、体質改善に繋がるのかもしれません。

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油はなぜいけないのか

食用油

植物油にはリノール酸という不飽和脂肪酸が含まれています。
このリノール酸は、紅花油、ひまわり油、大豆油、コーン油、ごま油といった植物油に多く含まれています。
リノール酸は、体にとって必要な必須脂肪酸の一つですが、現代人は摂りすぎであり、それがアトピー性皮膚炎といったアレルギー体質を生む要因にもなっています。

必須脂肪酸とは

体内で作る事が出来ない脂肪酸なので、食べ物からとる必要がある脂肪酸。必須脂肪酸は脳や細胞の働きには欠かせない為、日頃から意識して摂取しなければいけません。しかしリノール酸は摂り過ぎる脂肪酸として問題になっています。


リノール酸の過剰摂取

現代工業化先進国の人間のリノール酸摂取は、 必要量の10倍にもなっています。
日本人は10倍とは言いませんが、1日に2gで十分と言われているリノール酸を、5倍も過剰に摂取しているのです。
何故リノール酸の過剰摂取がアレルギー体質になるのでしょうか。

炎症と悪性エイコサノイド

アトピー性皮膚炎は炎症が特徴の皮膚炎です。
炎症が一過性の物であれば、異物からの体を守る為の防御反応であり、無くてはならないシステムです。
しかしアトピー性皮膚炎などは、この炎症が慢性的に起こるのが厄介なのです。


この炎症をコントロールする物質をエイコサノイドと言います。
エイコサノイドには悪性良性があります。
良性であれば、抗炎症作用、血管拡張、アレルギー症状寛解、がん抑制、免疫力増強など、体にとってプラスとして作用します。
しかし悪性エイコサノイドは、炎症性、血管収縮、アレルギー症状憎悪、免疫力低下といったマイナスとして作用します。
悪性エイコサノイドは、アトピー以外にも心筋梗塞、がん、骨粗鬆症、うつ病、アルツハイマー病、糖尿病、脳梗塞、リウマチ、喘息、高血圧、狭心症などほとんどの病気に影響する物質です。


このエイコサノイドの産生に関係しているのが、体に必要な必須脂肪酸です。
つまりリノール酸悪性エイコサノイドの産生に深く関わっているのです。

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リノール酸から出来るアラキドン酸

リノール酸  悪性エイコサノイドになるわけではありません。
リノール酸はあくまで、体に必要な必須脂肪酸です。
リノール酸からは、良性エイコサノイドも産生されるので、全く摂取しないのは問題です。
ですが、先述したように現代人はリノール酸を過剰に摂取しています。
リノール酸の摂取を減らす努力は必要です。


リノール酸から代謝されて出来たアラキドン酸という物質、これが細胞膜を構成しているリン脂質に過剰に蓄積する事でアレルギー体質になると言われています。


つまりこのリン脂質に蓄積されたアラキドン酸を減らすことが出来れば、体質が変化するのです。
これは時間をかけて修復する事で改善が可能です。
アラキドン酸はリノール酸からの代謝で出来るだけではありません。
現代人が昔と比べ多く食するようになった肉類には、リノール酸以上に多くのアラキドン酸が含まれます。
植物油で調理した肉料理、これこそがリノール酸の過剰摂取に繋がっています。

オメガ3とオメガ6

オメガ3とオメガ6という脂肪酸を聞いた事はありますか。
リノール酸はオメガ6に属しています。
サラダ油、ごま油、マヨネーズなどがオメガ3で、普段からよく食するため基準より多く摂取している事が問題になっています。


ではオメガ3はどうでしょうか。
オメガ3は、亜麻仁油(粒)、エゴマ油、青魚に含まれています。
こちらは相当意識しないと、なかなか摂る事がない食材だと思います。
オメガ6もオメガ3も摂取しなければならない必須脂肪酸ですが、その摂取バランスはとても悪いと言えます。
理想のオメガ3(ω3)とオメガ6(ω6)の比率は、ω3:ω6=1:3です。


実はこのオメガ3とオメガ6のバランスが、エイコサノイドのバランスに直結します。


現代はオメガ6の過剰摂取が問題ですが、オメガ3の摂取は全く足りていません。
オメガ3は良性エイコサノイドの産生に繋がります。
アトピー性皮膚炎であれば、良性エイコサノイドにより抗炎症作用も期待できます。


オメガ3はアマニ油(亜麻仁油)、亜麻の種(フラックスシード)からの摂取がおすすめです。
亜麻仁粒にはα-リノレン酸という必須脂肪酸が多く含まれています。
特に種(粒)を食べる直前に、ミルなどで粉砕して食すのが良いです。
粒を粉砕した物は、抗腫瘍作用のあるリグナンや植物繊維が豊富に含まれます。
粉砕したパウダー状の物を放置すると酸化するので、食べる直前に粉砕するのがおすすめです。
亜麻仁粒は楽天市場Amazonでも多く取り扱っているので、口コミなども参考に購入してみてはいかがでしょうか。

悪性エイコサノイドを産生しない方法

リノール酸やアラキドン酸の摂取が結果的に、炎症を引き起こす悪性エイコサノイドを生成します。
それを抑制するにはどうすれば良いのか。
それには、植物油と肉食を控える事です。

牛肉

何度も言いますが、リノール酸は体に必要な脂肪酸です。
全く摂らないのは問題ですが、現代は過剰に摂りすぎです。
摂取を大幅に控える事で、アレルギー体質は改善すると考えられます。


炒め物には専門医はオリーブオイルの使用を推奨しています。
またマカデミアナッツオイル、あるいはツバキオイルでも構いません。
外食ではどんな油が使われているか分かりません。
油を使った商品は控えた方が良いでしょう。

オリーブオイル


トランス脂肪酸

そして、マーガリンは絶対に使用しない事です。
マーガリンは人工的に変形された(トランス型)の脂肪酸です。
これは絶対摂ってはいけないものだと認識しても良いです。
トランス脂肪酸はよく問題視されているので、注意されている方も多いと思います。
このトランス脂肪酸は、良性エイコサノイドを減らす働きもあります。
私もマーガリンは一切止め、バターを使うようになりました。
とは言え、アトピーの子にはバターは使いません。

アメリカではトランス脂肪酸が禁止に?

トランス脂肪酸についてもっと詳しく見ていきたいと思います。
厳密に言えばアメリカでトランス脂肪酸が禁止になったわけではありません。
禁止になったのは「部分水素添加油(PHOs)=硬化油とも言います」です。


マーガリンや固形のショートニングは元は液体の油です。
これに水素を添加すると、食品の食味、食感の改善等にも効果がある上、固体にする事ができます。
しかし油を構成する脂肪酸に、人工的に水素で化学変化を与える事でトランス脂肪酸が生成されてしまうのです。


アメリカは、部分水素添加油脂の食品への使用規制を2018年6月18日から開始する予定です。
これが実行されると、アメリカではトランス脂肪酸の摂取は大幅に減る事になるでしょう。
その結果、疾病リスクが低減すると考えられています。


トランス脂肪酸を摂取すると血中のLDL(悪玉)コレステロールを増やし、HDL(善玉)コレステロールを減らす事が知られています。
継続的にトランス脂肪酸を過剰に摂取すると動脈硬化心筋梗塞といった疾病に繋がるリスクが高まる事は多くの研究で明らかになっています。
こうした理由から今回「部分水素添加油(PHOs)」の使用が禁止されました。


しかしトランス脂肪酸は、PHOs以外にも存在します。
反すう動物では、消化管内の微生物の働きでトランス脂肪酸が生成するため、体脂肪や乳脂肪に少量のトランス脂肪酸が存在します。
また植物油の臭いをとる時、脱臭工程で油を200℃以上の高温にします。その際に一部の脂肪酸の構成が変化しトランス型になります。その為、精製された油には微量のトランス脂肪酸が存在するのです。
こうした天然のトランス脂肪酸や精製された油に存在するトランス脂肪酸の規制は行われていません。
あくまで、アメリカはPHOsのみ、食品への使用を規制した、という事なのです。

反芻(はんすう)動物とは

反芻(はんすう)とは、一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して再咀嚼(さいそしゃく)する事です。反芻動物の最大の特徹は、四つの胃(第一胃、第二胃、第三胃、第四胃)を持つ事で、牛、羊、山羊などがそれにあたります。


まとめ

私の子供は離乳食を始めてからアトピーが悪化しました。
その為、食事に原因があるのではないかと考えています。
先日初めてアトピーで病院を受診した時、除去食を勧められました。


今除去食を始めて3週間過ぎましたが、背中などは綺麗になりつつあります。
腕や脚は手が届くので掻いてしまい、まだ炎症が目立ちます。


食事によるアトピーの影響も考え調べるうちに、油やタンパク質の過剰摂取が良くない事を知りました。
生後3~5ヶ月の母乳やミルクだけの時も炎症はありましたが、それは足の一部分だけでした。
ミルクを変えると少し症状が落ち着いた事もありました。
今思えば、アラキドン酸配合の粉ミルクが、わが子には合っていなかったのかもしれません。

粉ミルクとアラキドン酸

離乳食前の子供にはアラキドン酸は脳の発育に必要なので配合されることがあります。
しかし、何にしても、摂りすぎは問題なのかもしれません。
まして、離乳食をはじめると、アラキドン酸は更に摂取するようになります。
脳に良いと言っても、やはり摂りすぎには注意しなければいけません。
そして、オメガ6を控え、オメガ3を積極的に摂る事がアトピーの改善に繋がるかもしれません。
今後もアトピー改善に向けて頑張りたいと思います。

赤ちゃんアトピーの原因|タンパク質の未消化は痒みの原因に繋がる

アトピーに使っている3つのアイテム
  • メディソル水素水

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    アトピーの方から高い支持を得ている化粧品です。サラヴィオ美容液はジュクジュク肌でも使え、しみないと口コミで評判です。私はこの美容液とRG92とその時々で使い分けています。


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