こんにちは、スイサポの齋藤です。
今回は、水泳選手にも知って欲しい解剖学シリーズ。
筋トレを行う上で大切なのは、動かしている筋肉を意識する事。
そのためにも、基本的な知識を知っておく事も大切です。
と言う事で、始めて行きましょう。(高校生以上の内容です。)
水泳選手のための解剖学|お尻の筋肉(大臀筋)お尻の筋肉について
お尻の筋肉の正式名称は「大臀筋 (だいでんきん)」
写真の青くなっている部位がそうです。

大雑把に言うと、骨盤の後ろ〜脚の骨の後ろ と 脚の横側の筋(すじ) の2つに分岐してくっ付いている筋肉です。
お尻の筋肉(大臀筋) の役割は、以下の3つ。
①股関節を後ろへ蹴る:伸展 (しんてん)
②股関節を外側へ捻る(ガニ股にする):外旋 (がいせん)
③股関節を外へ開く:外転 (がいてん)
どの辺にくっ付いている筋肉で、どんな動きを担当しているのか?この辺りだけ大雑把に覚えていけばOKです!

【専門的な表記】
起始:腸骨の後臀筋線・仙骨下部後面
停止:長脛靱帯(上部繊維)・大腿骨臀筋粗面(下部繊維)
機能:股関節の伸展・外旋・外転
神経支配:下臀神経 (L5〜S1)
水泳選手のための解剖学|お尻の筋肉(大臀筋)水泳のどんな場面で使うの?
水泳選手のための解剖学|お尻の筋肉(大臀筋)スタート動作

水泳のスタート動作では、構えの姿勢で「股関節に体重を乗せる」
台を蹴る動作では、「台を押し切ることで遠くに飛ぶ」などに必要です。
お尻の筋肉(大殿筋)の筋力が弱いと、、、、
・構えの姿勢でグラグラしてしまい、バランスが取れない。
・その結果、体重移動が上手くいかず、地下座強く踏み込めない。
・太もも前の筋肉で跳ぼうとするため、膝落ちになり飛距離が出ない。真下に落ちる様なスタートになる。
この様な、エラーが出てしまいます。
水泳選手のための解剖学|お尻の筋肉(大臀筋)ターン動作 (壁蹴り)

ターン動作では、「壁を蹴る動作」に直結します。
お尻の筋肉(大殿筋)の筋力が弱いと、、、
・壁を強く蹴れずに伸びる事ができない。
・太ももの前の筋肉で蹴ってしまい、下に潜ってしまい抵抗になる。
・股関節から上手く蹴れず、腰を反ってしまい抵抗になる。
などのエラーが出てしまいます。
水泳選手のための解剖学|お尻の筋肉(大臀筋)クロールやバタフライのアップキック

クロールやバタフライのアップキックでもお尻の筋肉が関与してきます。
ただし、「お尻の筋肉を意識しながら泳ぐ」とか「泳いでいる時にお尻の筋肉を使っている感覚がある」というのは求めない方が良いです。
お尻の筋肉(大殿筋) の筋力が弱いと、、、
・膝打ちキックになり、モモ前の筋肉がしんどくなる。
・キック動作で腰を反ってしまい、上下動の激しい泳ぎになってしまう。
・水中姿勢が崩れ、抵抗が増えたり、腰痛のリスクが上がる。
などのエラーが起きてしまいます…。
水泳選手のための解剖学|お尻の筋肉(大臀筋)平泳ぎのキック(フィニッシュ動作)

平泳ぎキックでは、最後の蹴り上げ動作 (リフト動作) で関与してきます。
お尻の筋肉(大殿筋)がしっかりしている事で、キックがハマり、腰の沈み込みを防いだり、水平姿勢の意地に役立ちます。
お尻の筋肉(大殿筋) の筋力が弱いと、当然その逆が起こり、
・呼吸動作の後に骨盤が沈み、失速してしまう。
・水中姿勢が保てずに、失速してしまう。
などのエラーが出てきます。
この筋肉を鍛える基礎トレーニング
ヒップリフト
準備中...。
スクワット (SQ)
どの様に水泳に活かすのか?
これらの筋トレを行ったからといて、水泳のパフォーマンスが改善されるわけではありません。
これらのトレーニングはあくまでも基礎を作るだけで、水泳動作とは一旦切り離して考える必要があります。
基礎をしっかりと固めてから、水泳仕様に作り直す必要があるのですが、どの様に水泳に活かしていくのかは、こちらの記事でまとめています。
水泳選手のための解剖学|お尻の筋肉(大臀筋)まとめ
ということで、今回は「お尻の筋肉」について解説をしていきました。
これは筋トレに限らずですが、今行っているものが何のために行っているのか?
その解像度が高くなるほど、1回の練習の経験値が変わります。
大変なことではありますが、良い成績を出すために、悔いのない競技人生にするために戦略的に挑んでみましょう。
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